とてもしょうがないものの集積地

つまらん世界(つまらんのは自分)

野糞した話

・雑記

 

前回のあれから早5か月、色々なことがありましたがとりあえずセンターやらかして国立前期は落ち後期を残すこととなりました。それも落ちたらTwitterのアカウント消して就職するか~(笑)と思ってます

 

ちなみに前回のあれの後の話なんですけどちょうど大型の台風が迫っていたこともあったので家の雨戸を閉め、午前2時ごろに家を出て片道1時間ほど歩いて河川敷へ向かい、途中コンビニでスト缶500を3本買ってそれ飲んで川に身を投げ込むか泥酔してそのまま凍死でもしてやるつもりだったんですけど2本目飲み終わったあたりで気分がよくなってしまい何を思ったのか歩き始めたんですよね。

その途中3本目を開けて飲みながら平日午前6時の河川敷を散歩をしている老夫婦やランニングを日課としてる青年などを横目にとにかく歩きました。ちなみに私は短時間でのアルコールの摂取に関してはスト缶500×2が限界なので当然道中で吐き気に襲われましたがここで普段は滅多に働かない良心君に(さすがに道端に吐いてはイカンだろ…)と諫められてしまい、空き缶を入れてたコンビニの袋めがけてなんとか吐くことに成功しました。

そこで自分にもまだ良心が残っていることが分かりなんとなく満足してしまったので気持ちいい朝焼けを浴びながら再び歩きで1時間ほどかけて自宅へと戻ることになるのですが、その帰路がかなり暑かったことは覚えていてどのみち河川敷で泥酔してたとしてもお昼辺りに頭痛と気持ち悪さに苛まれながら目を覚ますことになっていたんだろうなと今では思います。

 

ちなみに空き缶とゲロの入ったコンビニ袋がどこに行ったかが定かではありませんが少なくとも家に持って帰っていた、ということはなかったです、はい……

 

まあきっとこの先も幾度も強い希死念慮に襲われてはこうして愚かな真似を繰り返して行くんだろうなあと思います。もしかしたら死を意識している人間ほど死ねないように私らは出来ているのかもしれないっすね。

 

 

・本題

タイトルに戻りましょう、強調しておきますが”脱”糞ではなく”野”糞です。

とはいえ当時の状況を顧みると脱糞と言えなくもないんですよね。なぜなら意図して野外でうんこをしたわけではなく切迫した状況においてその選択をしたわけなので、結局下着を履いたまま漏らしたか私有地で漏らしたかの違いでしかないのですから。

 

というわけで当時の状況を振り返っていきます

 

・経緯

2月某日、この日はとあるコンテンツのとある大きなことがあった日だったので昼間から飲酒に加え暴食の限りを尽くしながらYoutubeでLIVE配信しているそれに食いついていました。(というか2月のこの時点で勉強ほっぽってこんなことしてるから前期落ちるわけなのですが……)

配信が終わると同時に夜動くことを予定して軽く昼寝をとってそして午後8時、なんとか起床したので駅の方へ出てゲームセンターで軽く遊んだ後にラーメンを食べて帰るわけですがこののちに私史上TOP3に入る恥の歴史を刻むことになるわけです。

 

ちなみにこの時点に至るまでその日私は一度もうんこを出していません

 

さて色々あってラーメン屋に行くわけですが、お酒飲むと感覚狂って無限にモノ食べれちゃうじゃないですか?これのおかげで私はなんとなく大量の麺を食べたくなってしまいまして、あろうことにつけ麺特盛(400g)を頼んでしまうのですが、これが悲劇を起こすこととなります。

 

無事麺400gを食べきりつけ汁も飲み終えた私は店員さんにオタク特有の早口でごちそうさまを伝え帰路につきました。店を出た直後になんとなく腹部に違和感があったのですが、最悪途中のコンビニに寄ればいいだろうと油断していました。

未だにこのときの判断を後悔しています。

 

2月の冷たい風を浴びながら帰り道の国道沿いを歩いていました。しかしその途中唐突に襲い来る腹痛、しかし次のコンビニまでは7分ほど、来た道を引き返すにしても同じくらいの時間がかかってしまう、私は先へ進むことを選びました。

コンビニへ向かう途中、私は慢心のような何かを抱え続けていました。

”今までだってこんな危機的状況でも漏らしたことはなかった”

”どんなきつい腹痛だって耐えて見せよう”

”屈しない、うんこになんか屈しない” 

そんなことを思いながら肛門をすぼめながら足早に歩きました。

 

しかしここで一つ誤算があったのです、そう今までの危機的状況において

私はその事前において飲酒をしていたことがなかった

ここで感覚にズレが生じていたわけです。

つまり今までの腹痛に気付くタイミングとうんこが肛門に達するまでの時間とは比にならないほど早くうんこは門を叩いてしまったのです。

 

さてここで次のコンビニまでは残り5分ほどのところまで来ていたのですがしかしもう肛門は限界、座ればうんこ、立ちながらうんこ、歩くうんこはうんこっこな状態なわけです、もう何してもこいつを引っ込めることは出来ねえ、しかし負けるわけにもいかない。

そうだ、うんこのことを考えるからうんこしたくなってしまうのだから心を無にして歩こう、そうは思っても脳内は茶色一色、もううんこのことしか考えられないわけです。

 

…走馬灯を見るかのごとく父親との会話を思い出しました、あれは2年前の夏、祖母が亡くなって初めて人の死に直面したあの夏、葬儀へ行くため父の実家へ新幹線とローカル線を乗り継いでおよそ5時間ほど行ったあの夏の通夜の時でした。

””墓掃除に行ったら唐突に腹痛に襲われたから茂みに隠れて野糞して適当な葉っぱでケツ拭いた””

そんな話を聞いて私は確信したのです、うんこを話題にするのはこの家系において逃れられぬ業なのだろう、と。

そしてこのとき私はこうも思いました。

「まさか自分が野糞をすることにはならないだろう」と

 

さて同じ年の同じ夏の出来事ですが、私は市民プールでロッカー係という名のいわば雑用係のバイトをしていました。

その仕事の中でプールサイドでの清掃もあったのですが事件はその最中で起こりました。

プールサイドの手洗い場に目をやるとなにやら黒い塊が鎮座してるんですよ、そうですね、人糞です。

いつ、だれが、これを人目のつくこの場所でしたのかは全く分かりませんが、ただそこで誰かが耐えきれずにうんこをしたという現実だけが残留していました。

このとき私は人は危機的状況においては何をしでかすか分からなくて怖えなと思いました。

同時にいくら我慢できないとはいえこんな場所でうんこを出すような輩にはなりたくねえな、とも。

 

 

そんな記憶が蘇りながら舞台は国道沿いの帰路へ戻ります。

しかし国道、当然周囲に茂みなんてものはないし、何より人目に付く場所でもある。

万が一のことがあったら下着とズボン犠牲にしよう、でもケツもっこりさせながら歩くのはあまりにもしんどい、と覚悟を決めかねながらも歩いて数分、ついにコンビニの看板が見える場所まで来ました。しかしここで私は安心してしまい、そしてこれこそが決め手となってしまうのです。

安心しきった私は肛門も緩めてしまいもう我慢することは不可能でした。そんな最中目の前に見えるブロック塀、そうだ、ここで空気椅子の態勢でもたれかかりながらうんこすれば誤魔化せるのでは、一瞬そう考えた刹那もう肛門は決壊直前

そして、私は、前述のような体制で、暗闇に紛れて、丁度人通りのなかったタイミングで、おそらく運転手からはバレていたかもしれない状況で、だけどここはきっと私有地で

そして危機的状況下ではその人の本性が垣間見えるであろう中で

 

 

人生初の野糞をした……………

 

 

あぁ…普段人間は愚かだと嘆いているが、自分の衣類や不快感よりも人の土地を汚すことを選んでしまった、真に愚かなのは私自身なのではないだろうか。

しかし後悔ばかりしていても仕方ない、やれることをやろう、そもそもたまたま夜に漏らしたからよかったものの明日の朝になればきっとこの汚物が大衆の目に触れることとなる、それだけは避けねばならない、そう思いながら周囲に拭けるようなものがなかった私はケツを拭かずに衣類をあげ、自宅へと急ぐこととした

 

 

自分のうんこを回収するために

 

 

そんなわけで家に着くとすぐにトイレへ向かいケツを拭いた後、使い捨てビニール手袋と不透明袋(周囲から見えないようにするため)、そして流す用の水を持って因縁の地へと向かいました。

 

皆様は自分のうんこを手掴みで回収したことがありますか?私はあります。

自分の不始末を片付けながら(証拠隠滅を図りながら)あれほど虚無に包まれるものはそうそうないであろうと思います。なんとか回収し終え、水で流してなんとか証拠は隠滅しました。

そういえば出したときの形状が普段ホットケーキを焼くときにフライパンに垂らしたときのそれに似ていて数日拒否反応を起こすこととなりました。今ではおいしく食べています。

 

こうして水に流されることもなく私史に残る黒歴史ならぬ糞歴史が刻まれたわけです。

 

 

・さいごに

皆様はどうか意図せぬ野糞をして後悔に苛まれないよう注意してください。

腹痛に襲われてしまう前になるべくこまめに排便することを心掛けるのがよいかと思います。

それでは、皆様、よき排便ライフを

 

 

おしりおわり